更年期は自分を取り戻す“生き方”の再構築期

生き方

人生の様々なフェーズが重なる更年期

更年期と呼ばれるのは、一般的に45歳から55歳前後だと言われています。
女性はちょうど閉経をはさむ前後の時期で、体調の変化を感じやすい年代です。
男性にも更年期に変化があると言われています。

この時期は、ホルモンバランスの乱れによる体調の変化だけでなく、人生の様々なフェーズが重なって負担が増します。

仕事をしている人なら、中間管理職となる時期。
責任は増えるのに裁量は限られ、ストレスフルなポジションにいる人も多いでしょう。

子どもがいる人は、思春期や反抗期、進学や学校生活の問題に向き合う時期でもあります。
守り育ててきたこれまでとは違う形で、親としてのエネルギーを使う場面が増えます。

一方で、元気だった親が年を重ね、介護や生活のサポートが一気に現実味を帯びてきます。
「もう少し先の話」と思っていたことが、ある日突然目の前に現れるのです。

独身の人であっても、これまであまり深く考えてこなかった将来や老後について、急に不安が身に迫ってくる時期です。

政治不安や物価高など、社会のあり方にも変化が生じてきました。
働いて、貯めて、老後は年金を受け取る ―― それが正解だと信じてきたのに、今やそれだけでは将来が見えにくくなっていると不安を煽られる……

そんな様々なプレッシャーが折り重なっている時期に、体力や回復力は確実に落ちていきます。
踏ん張りがきかなくなる、それが更年期です。

常に自分を後回し

この時期のしんどさには、もうひとつ見落とされがちな側面があります。

それは、「自分のために生きる時間」がほとんどないことです。

仕事、家族、親、社会 …… 役割を果たすことに追われる毎日。常に自分は後回し。
気がつくと、自分の人生なのに、自分が主語ではなくなっています。

ふと、こんな疑問がよぎることがあります。

「なんのために頑張っているんだろう」
「この生き方をずっと続けていくんだろうか」

けれど、その問いはすぐにかき消されます。
「責任があるから」
「迷っている場合じゃないから」
「自分がやらなければ回らないから」

そうやって問いを飲み込み続けるうちに、心や体が先に悲鳴を上げてしまいます。

生き方を見直してみる

更年期は、今まで以上に頑張らなければいけないのに、今までのように頑張れなくなる時期です。
変わらず走り続けなければならないのに、前のように走れなくなる。だからこそ、走り続けるだけではなく、時には歩いたり休んだり風景を楽しんだり、進み方を考え直す必要があります。

更年期は “生き方” の再構築期です。
それは人生を壊して作り直すのではなく、役割に覆われて見えなくなっていた「自分」を、もう一度生活の中に取り戻すこと。

そのための小さなヒントをこのブログでは綴っていきます。
人生を劇的に変える話ではないけれど、じんわりと人生が整っていく、そんな手がかりをお伝えしていきます。

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